やっぱり赤レンガの家に住みたい! ―究極の耐火・外断熱工法「200年住宅」の凄さを公的機関で実証



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やっぱり赤レンガの家に住みたい! ―究極の耐火・外断熱工法「200年住宅」の凄さを公的機関で実証
やっぱり赤レンガの家に住みたい! ―究極の耐火・外断熱工法「200年住宅」の凄さを公的機関で実証

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仕事の重み

今回、この本を読み 改めて私たちの携わっている「住宅を造りご提供する」という仕事の重みと意義について、考えさせられました。
『家はその国の、その地域の「文化」そのものではないかとおもいます。文化は「豊かさ」から芽生えるものであり、人間の「豊かさ」は家に現れると思うからです。』
確かに ヨーローッパ等の諸外国に訪れると、その街並みは美しく、風合いがあり、レンガ造りの家々はその歴史を感じさせ、たたずまいそのものが何かを物語ってくれます。石畳の坂や、屋根の色合いについても 統一感があり、訪れるたくさんの人々を魅了させてくれます。

『そもそも「人間にとって家とは何か」をつきつめて考え、その原理原則を決して譲ることなく、本当の意味で「良い家」を追求すれば、そこに暮らす人や近隣の人たちばかりでなく、地球環境にも貢献するのです。家を提供するプロなら、その座標軸を守ることを第一とすべきです。 日本の住宅が人を病気にしたり、環境破壊を進めたりするようになってしまったのは、ここ30年の日本の住宅業界が住宅のプロとして堅持しなければならないことを忘れ、家づくりの初心者で迷いに迷っておられるお客様にただ迎合した「ニセの家づくり」に邁進していたからだ』

文中にあるこの二つの提言を読み、はっとするものがありました。日本は経済大国と言いつつも、昔からある独自の文化を置き去りにし、少し経済が行き詰ると、金利を下げ、住宅に関わる産業の活性化を助け、それによって内需をあげようという経済政策にいつも走っていました。確かに住宅産業に関わる業種は多岐にわたり、またそこに携わる労働者も多く、色んな意味で経済が活性化したのも事実だとは思いますが、もしかするとそんな中に本当の大切なものをなおざりにしてしまったのかも知れません。それがニチアスの不祥事件であったり、姉歯耐震偽装事件だったり、少し前では、秋田の土台が腐ってしまった欠陥住宅問題が象徴しているとおもいます。そんな悪いこと、いわゆる間違った方向にエネルギーを費やしても決して「豊か」になどならないのは明らかです。そういう意味では息の長い家造り、まして100年、200年もつ家造りに目を向けることなど、自分達の利を重んずれば考えにも及ばなかったのかもしれません。ただ、ここへいたり、南極の氷が解けてしまった写真や、トナカイなど北極を取り巻く動物たちの生息数の減少などが心配されている現実に目をむけ、やっと「200年住宅構想」つまり超長期住宅構想という政策が打ち出されてきました。

「善の循環」「世の中の為になる」言葉で言うのは簡単ですが、実際長持ちする家が普及すればするほど、今ある住宅産業の半分から7割が業を閉鎖することを余儀なくされるかもしれません。でも それによってまた新しいアイデアやなにか違うものも片方では生まれてくるに違いありません。 呼吸法ではありませんが、吐く(与える)ことが先ということは、常識という古い考えを棄てることからが始まりだと最近思うからです。 いつまでも自分達が仕事をもらえるという立場を守ることに必死になっていてはいけない時代がきているのかもしれません。

煉瓦の家についての考察

私は、地方にある大学院で環境工学を学んでいます。
卒論の参考にも成るので興味があり、この本を手にとって見ました。
ユーザー向け?ということもあって、さらっと2時間で読破しました。

 欧米スタイルに憧れる人なら、誰でも一度はレンガ作りの家に住みたいと考えるでしょうが、それなのにレンガ造りの家は一向に増えません。著書にも書いてあるようにコストが掛かる、夏は暑そう、地震に弱そうなど、見かけの華やかさよりマイナスイメージが一人歩きしているから増えないんだとおもいます。木材に関しても同じです。一昔前のクラッシュ&ビルドという体制が地球環境を破壊するといって、今頃になってようやく節約だとかECOだとか言われ始めました。
 この本を読んで、節約・ECO・地球環境保護とはどんなことかと考えました。材料をケチるということではなく、ひとつのものを長く使うことだと思いました。二酸化炭素排出を抑えるためにエアコンをなるべく付けないと決めても、冬、寒くなると風邪を引くからストーブを付けるではあまり意味が無いです。それどころか、本来外の天候に左右されず安心して快適に過ごせるはずの家の中で風邪を引いたら、役割を果たしていないことになります。「不便だから立て直す」ということはイコール地球環境破壊に繋がりません。立て直した後、「じゃぁ次に立て直すのは20年後だね」と思ってしまう家作りが環境破壊だと思いました。
「100年掛けて大きく育った木は、1000年建物を支えられる」といった人がいます。たくさんの社寺建築物の再生に携わった方の言葉です。1000年近く当時の状態のまま現存している社寺建築は多くあるのに、100年・200年残っている古民家もあるのに、それらと同じ木材で作られている住宅はなぜ20年で壊してしまうのでしょう。
木は本来、伐採されて時間が経つにつれて強度を増していくものなのに、その本領が発揮される前に建て直しになっている家が非常に多いです。古民家と一般の住宅の違いは、昔は無かった断熱・遮熱の技術が出来たからとおもいます。中途半端に施工してもどこかで結露するとせっかくの木材・断熱材がだめになって、結果たったの20年ぽっちで建て直すことになります。著書にもありますが百年健康住宅のように高気密・高断熱は設計・施工のプロフェッショナルたちが作り上げたように外と中の空気を完全に分けるか、内外関係ないくらい隙間だらけの家にしてしまうかどちらかでしか家を長持ちさせられないということが良く分かりました。
セラミックレンガの耐火性能は著書の通り、どんな熱も受け付けない!というすばらしいものでした。高気密・高断熱による結露も無いから木材・壁の裏側が腐らない=構造が長持ち=長く家に住んでいられるということになり、結果たった1回家を建てるだけの資源があれば、100年間建て替えず地球環境への配慮となります。見えないところが大切と著者は述べていますが、構造が、環境への配慮がどれほど大事なことか、改めて感じる本だと思いました。
家は壊すものではなく、私たちの命を守るもの

知らなかったレンガの家の凄さが良く分かりました。セラミック化した断熱・耐火レンガの強みであったり、通常年月が流れていくと老朽化していく外観ですが、レンガは逆に年月が経てば経つほどより一層魅力的な外観になっていくこと。本来、古くなったら建て替えをしなくてはならないのに、レンガは建て替えなくてもいいなんて夢のようなことだとおもいます。
そして、高いと思っていたレンガが半額で建てられてしまう魅力などなど夢を実現しようとする著者の思いの強さ、思い続けてそれを現実のものへしてしまう思い(心)の強さは、はかりしれないものだと感じました。あきらめてしまえばそこで終わってしまいます。いかにして夢を形に変えていくか、どのようにすれば近づく事ができるかを考えさせられました。

この本を通じて私もそうですが一人でも多くの人にわかって頂きたいことがたくさんありました。家は壊すものではなく、私たちの命を守るものということです。家がダメになれば、私たちも環境もダメになっていきます。そういうことがわかっていても最初の一歩が踏み出せない人はたくさんいるとおもいます。そういった人が一人でも減少すれば、街はもっと快適になっていき、無駄な資源も出さずに生活ができるようになるとおもいます。人間の寿命以上に建物も生き続けなければいけません。そのきっかけになるようなことを赤レンガの家を建てることで「私たちはしている」貴重な存在であることはありがたいことだと思いますし、地球環境保全に貢献できることは素晴らしいことです。

大迷惑なメンテナンスが無くて済む?!

私を驚かせたのが、自然素材のレンガはメンテナンスフリーだという事実です。塗装やサイディングは張り替えや塗り替えで一新させることができますが、単純に「レンガってどうやってメンテナンスするのかな?」と漠然と疑問に思っていました。それが、自然素材であることから、時の流れを経るごとに一段と趣きや渋みを増し、また新たな美しさをみせてくれるとは・・・。本当に「百年健康住宅」のコンセプトにふさわしい、最高の素材といえます。サイディングなどは何年かのうちに張り替えが発生し、もちろんその費用的な部分に関しては誰もが目に見えて考えるところですが、今新たな問題となっている地球規模の環境問題の中で、張り替えの際に発生するはがした古いサイディングの処分の行方はいったいどう考えるのでしょう。本の中に、平成16年度の日本のゴミの総排出量は東京ドームの136杯分とありました。この狭い日本の中で、どの家もが何年かに一度そんなメンテナンスをしていたら・・・逆に、その無駄で大迷惑なメンテナンスを阻止し、その分のゴミの排出を防ぐ事ができたら・・・それはどんなにか素晴らしいことでしょう。それを現実のものとしてくれるすべを、このレンガの家が実証している。これはもう声を大にして普及しない手はありません。
赤レンガの家に住みたい!!

今回、この本を読んで改めて「やっぱり赤レンガの家に住みたい!!」と思いました。レンガの利点を知ってはいましたが、こうして実験結果やたくさんの画像で分かりやすく文章にまとめられていると「なるほど」と順を追って良さを改めて感じました。
著者の哲学と性能に加えて、圧巻が写真集のようにたくさん載っている美しく魅力的なレンガの家の「デザイン性」でした。すっかり魅了され建てるなら・・・レンガの家、と心の中では決めました。
レンガの持つ独特の重厚な雰囲気に加え、家を建てる上で「あれもこれもと機能満載で建てようとするとまとまらない家になる」と計画を進める時に気をつける点などが具体的に書いてあるのが印象的でした。
“一生一度の大きな買い物”と考えるとつい、あれもこれもと欲張っている自分がいました。「何を優先すべきか」が整理されもやもやしていたものがスッキリしました。

レンガはまさに「鎧」なのですね。本当に大切なものはその中身にある「家」の部分なのです。一度建てると簡単に建て直しができないものですから、中身がいい加減ですと長く持つことがデメリットになってしまいます。
その一つに、最近こぞって話題になっている地球環境についても、レンガは素晴らしい効果があるとおもいます。本にもありましたとおり、長持ちすると言うことはゴミを出さず森林破壊といった環境破壊に繋がることはありません。しかもレンガの素材が「土を使う」という響きがまたいいです。化学物質を使わず、体にもよさそうに聞こえます。環境に優しい家を建てたという満足感も得られるのではないでしょうか。
久しぶりに、これだ!という本に出会いました。




現代書林
「頭のよい子が育つ家」のつくり方







         
         
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